アベノミクス新成長戦略は、個人投資家の大きなチャンス!
いよいよ、日本でも夏本番を迎えようとしています。そこで意識されてくるのが、夏の相場特有の「サマーラリー」という景気のいい言葉です。
サマーラリーとは、7月から9月までの夏場にかけて、株価が上昇する現象のこと。とくに米国の相場で夏場に株価が上昇しやすい傾向があり、休暇シーズンに入る前に投資家が優良株を買いだめすることが要因であるといわれています。日本株のサマーラリーといえばサラリーマンなど個人投資家のボーナスによる株式市場への資金流入も期待できることが要因と考えられています。
成熟された日本や米国などの株式市場では、中国やかつての日本のバブルのように株価の独り歩きはありません。企業のしっかりした利益体質が堅調な株価を生み出すのです。証券取引所や金融庁など、日本が目指す株式市場は健全性があり、堅固で崩れにくい市場です。その意味では、日本株は高値圏にありますが、中国株式やかつての日本の株式市場のような脆い相場ではありません。したがって、サマーラリーで一段と日本株が上昇してもおかしくはない土壌があると言えるでしょう。
さらに、安倍政権になって三回目の成長戦略が策定されました。
- 世界最高の知財立国
- 世界最高水準のIT社会の実現
- 世界に冠たる高品質な農林水産物・食品を生み出す農山漁村社会
と、「世界最高」をうたった表現が目立っています。また、安倍政権は、ロボット開発やIT投資の促進、ビッグデータの活用など生産性向上に主眼を置き、農業や観光などを地方の基幹産業とする「ローカルアベノミクス」も進めるとしています。
新成長戦略で下半期、業績上ブレの勝ち組企業とは?

アベノミクスの三本の矢にあって、第一の矢(異次元の金融緩和)と第二の矢(機動的な財政出動)は即効性のある政策です。対して第三の矢の成長戦略は文字通り日本経済の成長力を引き上げる最重要政策! 企業の生産性向上に重点が置かれている感がありますが、それだけに関連銘柄には物色の矛先が向かうことになるでしょう。
いま開かれている通常国会は、会期が95日間延長され、9月27日まで審議が継続することが衆議院で可決されています。これまでは成長戦略については素案をまず出して、それを秋の国会で審議という流れが主でしたが、この戦後最長となる国会の会期延長で、成長戦略の法案提出、可決、成立もしやすくなるでしょう。これまでよりも、経済に対して速攻性のある成長戦略の法案成立が期待されます。
そして、いよいよ企業活動は下半期に突入します。これまでの開示情報などでは、上半期・通期予想は従来計画を据置くか、または上ブレる企業が多かった印象がありますが、下半期はどうか。下半期、どの企業が勝ち組になり、通期の業績に寄与するのか。まさに勝負を分けることになりますが、その下半期の具体的な戦略を持っている勝ち組企業は、当然業績の積み増しもあって株は買われることになるでしょう。
そんな下半期の勝ち組企業はどこでしょうか? 下半期は勝ち組企業と負け組企業に分かれそうです。株価が上昇するのは、もちろん勝ち組企業。そして、今から仕込んでおけば、株価の上昇幅もより大きくなります。個人投資家にとっては大きなチャンスがやってきたと言えるでしょう。
しかし、それをいまから見抜くのは、やはりプロの視点が欠かせません。
そこで、株とまとの精鋭アナリストが、サマーラリーという季節的要因や成長戦略をもとに下半期、勝ち組企業となりそうな上昇期待株をレポートにまとめました。
ぜひ、この機会に本レポートをもとに、株価上昇のチャンスを狙ってみてください。