決算では「市場予想に対してどの程度の数字が出せるか」を見抜く力が必要
いよいよ、米国では今年最初の決算シーズンが到来。全体相場を底上げする要因とはなり難く、神経質な相場展開が続いています。
市場では、「決算がまちまちの内容となっており、投資家は慎重」、「市場の期待は極めて低いため、少しの好材料が相場を大きく押し上げる可能性がある」という声も聞かれ、まちまちの決算の内容に、反応しやすい地合となっています。
米国では、ロイターのデータによると、これまでS&P総合500採用銘柄のうち、15%が決算を発表、そのうち市場予想を上回った企業は59%にとどまっています。
たとえば、グーグルの決算では、1株あたりの利益は9.50ドルで、予想の10.50ドルを下回り、このニュースを受けて営業時間後取引の株価は、同日最高値の640ドルから9.2%下落し580ドルになりました。一方で、インテルは2011年決算で過去最高益を記録して、買われています。
決算で大事なことは、市場予想に対してどれぐらいの数字が出せるのかです。
昨年の東日本大震災の影響、タイの洪水、歴史的な円高などの要因があり、企業にとっては厳しい風が予想されますが、株価はそれを織り込んで推移しています。
決算で良い数字が出せればそれにこしたことはないのですが、決算がよいと思われていた企業に、悪い数値が出たり、強い決算数字を見込んでいたにも関わらず、それほどのサプライズの無い数字が出たら決算売りにあってしまいます。
しかし、悪いと言われていた業績でも、市場予想よりも悪くは無いという数値を出せれば、決算がアク抜けになって買われることもあります。
決算発表は、その数字を単純に評価するのではなく、事前の業績推移などから予想されていた決算の数字に対して、株価がどう反応するのかが重要なのです。
そこで、「株とまと」を運営するグロースアドバイザーズのアナリストが続々と出てくる企業の決算を独自に分析。決算発表で判明した、「決算シーズンで騰がる株」を見つけました!
先が読みづらいと言われている決算書。しかし、当レポートの信頼性は、過去の実績を見て頂ければおわかりの通り。いずれも10%以上の急騰を演じた銘柄が並んでいます。
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