好決算銘柄のバーゲンセール!
8月最初の週末であった8月3日の米株式相場は、ダウ工業株30種平均で前日比217.29ドル高の(1.7%高)の1万3096.17ドルと、5月3日以来3カ月ぶりの高値を付けました。
この背景には、7月の非農業部門の雇用者数の雇用統計が、前月から16万3000人伸び、増加幅が市場予想(9万5000人程度)を大きく上回ったことに加え、欧州中央銀行(ECB)が債務危機の克服に動くとの観測が改めて強まり、欧州債務問題への警戒感が和らいだことも株価の下支えになっている要因でしょう。
株式市場にとって、米国の雇用統計や欧州債務危機の克服など、株価が騰がりやすい状況が整っているといえます。
しかし、これらの上昇の背景には、米国企業の決算発表通過により、買いを入れる安心感があったともいえます。
決算発表をみて、「この株はまだまだ騰がりそうだから買いを入れる」と、その企業の株価の上昇に加速がつきます。
逆に、企業が下方修正を出していたとしても、一度売られて安値圏にある銘柄などは、安値で買っておくと、再浮上したときに投資家にとっては利益が得られます。
まだ決算発表が残っている銘柄は別ですが、決算相場になって選別物色の傾向が強まっているだけに、「決算発表を見てから買える株」というものも多くなっています。
日本の株式市場は、決算発表が相次ぎ、最近の円高傾向もあって、株価が急落する局面もありました。本来ならば好決算を受けて買われるべき株も、全体相場にのまれて、売り込まれているのも確かなのです。
売られすぎた株は反発します。
そうです。
好決算で、本来なら株価が上がる銘柄も全体感で売られているのです。
いうなれば、好決算銘柄を安値で仕込む絶好のチャンスともいえます。
この相場で、好業績でも安い株を買い、高くなったところで売り抜けることができれば……。
いわば、好決算銘柄のバーゲンセール!
評価余地がまだまだある、好業績の割安株を安いところで仕込んで、大きなリターンを手にしませんか?