米国では追加金融緩和で株が急騰!
米国FRBは、13日のFOMCで住宅ローン担保証券(MBS)を追加購入する量的緩和第3弾(QE3)の導入を決めました。購入規模は月400億ドル(約3兆1千億円)で期限や総枠を設けない。さらに、事実上のゼロ金利政策の期間延長も決定。
FOMC決定を受けて米株式相場は急騰。バーナンキFRB議長も、「主要金利や株価に(プラスの)影響を及ぼし米景気にインパクトを与える」と語っています。
また「労働市場の先行きに十分な改善が見られるまで適切な手段を取る」と明言。事実上無制限で量的緩和を続ける方針を示しています。
経済が弱ければさらにやるというFRBの追加措置!
「経済が弱ければ、さらにやる」としMBSの購入以外の追加措置も示唆しています。
欧州中央銀行(ECB)も今月の政策委員会で無制限の国債購入プログラムに合意しており、残るは日銀の政策決定会合を残すのみとなりました。
米欧の金融緩和策に追随する可能性が意識されやすい状況は必死で、日銀にも金融緩和の期待感が高まっています。
日本でも懸念された円高は進行しておらず、期待感へ
日本でも、9月半ばにかけて停滞ムードが漂っていた株式市場では、米国でのQE3決定をきっかけに投資家心理が好転してきています。QE3に伴う株価上昇の勢いは続きそうだ。懸念されていたような円高は進行しておらず、しばらくリスクオンムードで基本的に堅調な流れが続くのではないかという強気な声もあります。
8月20日につけた日経平均の前回高値(9222円87銭)と、欧州債務危機の再燃で急落した5月初旬のマド埋めができれば、センチメントはさらに好転するでしょう。
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