短期調整、消費税増税、大型連休に打ち勝つ方法は?
全体相場が下押しして、相場が軟調になったとき。特に4月に入って相場が急落したような場面では、「買い」だけで利益を出すことは非常に難しいものがあります。
欧米株安に対して、日本株は敏感に売りで反応しており、日経平均は4月の第1週～第2週だけで、1100円あまりも急落し、短期調整相場に入ってしまいました。
日経平均の構成比率の上位を占めるソフトバンクやファーストリテイリングなどの一部の銘柄が軟調に推移するだけで、日経平均の下押し圧力になります。また、季節的な要因もあるでしょう。
毎年、特にゴールデンウィーク前後は、株価が崩れる傾向があります。
特に、今年は4月1日に消費税増税があり、多くの企業では、目先の駆け込み需要からの利益の反動減は避けられない状況です。
調査会社のBCNが10日発表した大手家電量販店などの実売データ集計によると、4月1日～7日の液晶テレビの販売台数は前年同期比で33%減少。ノート型パソコンも10%落ち込みました。
百貨店大手のJ・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店では、1日～9日の売上高が前年同期比19.3%減、高島屋も1～7日で25%減。消費者の節約志向が強まり、「利益面では楽観的にはなれない」と、企業業績に影響が出ることが懸念されています。
この傾向は高額品に大きく影響し、消費の本格回復は夏場まで影響するという見方もあります。目先の円高・ドル安や米国、欧州の株価に影響されやすいこともあり、神経質な相場展開は続いていくものと思われます。
そんな矢先に控えるのが大型連休です。
多くの投資家は大型連休に株を持ち越すことを嫌います。連休中にどのような外部要因の変化があるのかわからないからです。今年は例年に比べると連休の日数は少ないですが、米国の雇用統計などの経済指標の発表を挟むことから、できるなら手持ちの株を少なくして、ポジションを軽くしておきたいという心理も働いてくるでしょう。
下落トレンドには冷静に「売り」で対応を。
そこで有効な投資手段が「空売り」です。
大型株、小型株が利益確定売りや空売りで押されているなかでは、株の空売りが有効です。日経平均に下押しシグナルが点灯している状態では、「空売り」で株の「売り」から入るのが、下降トレンドにおける順張りの投資法といえます。
また、空売りは、今買いで持っている銘柄のリスクヘッジという効果もあります。全体相場が下がって、手持ちの持ち株の株価が安くなっても、空売りで一定のポジションを持っておけば、損失を最小限に抑えることもできます。
そこで、グロースアドバイザーズでは大型連休を前に、株の「空売り」で利益を上げるための、銘柄付きレポートを作成致しました。
投資家がいったんポジション整理をしたくなるゴールデンウィークを前に、株の「空売り」を仕掛けて、株価下落を利益に変えてみませんか?
