業績サプライズ銘柄を先回り買い!　短期間で利益を獲る本決算期待株!

いよいよ、3月期企業の本決算発表の時期がやってきました。米国では既に1～3月期の決算発表がスタート。アルミ大手アルコアの決算発表が市場予想を下回る内容となり、時間外取引で株価の下落を招きました。日本企業は円高などの影響が懸念されるところです。

なかでも、4月1日に発表された日銀短観では、企業・製造業の業況判断指数（DI）がプラス6と12月の前回調査のプラス12から悪化。異次元緩和直後の2013年6月以来の低水準となったほか、製造業の2016年度の想定為替レートは1ドル=117円46銭で、大企業全産業ベースで経常利益で2%減益の見通しを見込んでいます。

そして、米国のFRBによる利上げ観測後退からドル売りが加速。必然的に円高・ドル安となり、4月7日の米国市場、4月11日の東京市場では、1ドル=107円台に突っ込む場面も見られました。日銀短観の2016年度の想定為替レートである1ドル=117円46銭からはかなり離れた水準で推移しています。

もしこの水準の円安を想定しているならば、決算発表にむけて業績見通しの下方修正は必至との見方から、業績を手掛かりに今の株価水準を割安と決め込んで買うことは難しくなってくるでしょう。輸出関連などには厳しい決算シーズンを迎えることになるかもしれません。また、電気自由化で電気・ガスの苦戦も予想されるところ。日銀のマイナス金利導入で金融、保険なども今期はディフェンシブな計画を出してくることが予想されます。

このように、今月予定されている、2016年3月期の本決算発表ではかなりの企業の苦戦が予想されています。しかし、そこで弱気になることはありません。

このような場味だからこそ、通期計画を上方修正もしくは上振れ着地することが期待される銘柄がひときわ注目を集めるのです。外部環境の影響を受けにくい内需関連株であるサービス業や食料品、または今後の将来性から買われるバイオ関連株などが物色される可能性は多いにあります。一部の成長株や中小型株には、むしろ投資のチャンスとも言えるでしょう。

これらの銘柄が決算が良好だったり、強気のサプライズを出した時こそ、個人投資家にとっては、短期間で大きな利益をあげられるチャンスです。ただ、株価が騰がってから買っても利益にはなりません。このような銘柄を事前に掴んで、先回り買いをしておけば、大きな利益につながります。

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