新興市場の有望株・IPO銘柄で利益をあげる方法
日本の株式市場で、2013年に新規上場を果たした企業は54社。かつて200社を超えた年があったことを考えれば低水準ではありますが、リーマンショックを受けて20社を割り込んだ2009年を底に、4年連続で前年を上回る企業が、株式市場に新規上場を果たしています。
2014年も、70~80社の新規上場が見込まれており、市場は活気を取り戻しつつあるといえるでしょう。
IPOを行う目的は資金を集めること、そして知名度を上げて会社の売り上げに寄与することにあります。したがって、SNSやバイオ関係などの成長が期待できる分野で、IPOを考える企業が増えてきているのが事実です。
野村證券では、2014年のIPOについて「70~80社。70社は超えてくるだろう」と見ています。その要因として、上場を望む企業の業績が回復しているのに加え、IPO人気が高まった結果、調達額も多めに設定できること。さらに、上場後の値動きも、相場全体が活況なら下支えされる可能性が高まっていることが、企業の新既上場を後押ししています。
さらに、東証1部などと違って、東証マザーズなどは将来の東証1部へのステップアップとしての意味合いも強く、東証が上場基準を緩めていることから、成長株を優遇する新興市場として位置付けているという側面もあります。
つまり、今、企業にとっては株式を新既上場する魅力が高まっているのです!
さらに、IPOの値動きの特徴は、そのボラティリティにあります。いったん動機づくと連想買いが買いを呼び込むため、短期間で大きな値幅が取れる可能性があります。
20万円以下など比較的、小資金で手掛けられる銘柄も多いため、個人投資家が参戦しやすいという事情もあるでしょう。
また、東証マザーズなどのIPOが上場される新興市場は、東証1部などとは違った値動きを見せることも多く、日経平均が調整局面にあるところでも、マザーズ、JASDAQは上昇する場面もよく見られる傾向です。
なぜなら、東証マザーズなどの新興市場は、今後の成長を見越した銘柄が上場されているので、成長性を買われて独自に値上がりする傾向があるからです。そのような新興市場のボラティリティの高い銘柄に資金が集まる場面では、短期間で株価が何倍にもなるケースもめずらしくありません。
そこで、グロースアドバイザーズでは、新興市場、直近IPO銘柄で、比較的短期間に利益が得られる可能性が高い株をピックアップして、銘柄付きのレポートにまとめました。
20万円以下など、小資金で短期間で大きな値幅を狙える、新興市場の直近IPO銘柄を、成長株として狙ってみませんか?