株式用語辞典

【空売り】:からうり

主に「信用取引の売り」を指し、「証券会社から借りた株券を売却」する売買方法。基本的に値上がり益を狙う現物取引とは異なり、投資対象である現物を所有せずに、対象銘柄を売ることができる。高値で売って、安値で買い戻せば利益となるため、株価の下落局面で仕掛けられることが多い。

空売りには、株価の下落を狙ったものと、株価下落に備え、保有株の損失を防ぐ目的で行う「つなぎ売り」(ヘッジ売り)の2種類がある。

取引には信用取引口座が必要。信用取引を行うには、証券会社が設けた最低限度の委託保証金を口座に差し入れなけらばならず、自己資金(委託保証金)の約3倍という信用取引特有のレバレッジにも気をつけたい。

【SQ(特別清算指数)】:えすきゅー(とくべつせいさんしすう)

SQは「Special Quotation」を略したもので、株価指数先物取引や株価指数オプション取引の最終決済を行うための価格(特別清算指数)のことを指す。満期日前に先物やオプションの反対売買による決済を行わない場合の、清算価格として用いられる。

指数が算出される日は、各限月の第2金曜日で「SQ日」と呼ばれる。指数は算出日における各指数の各構成銘柄の始値に基づいて算出(日経平均株価先物の場合は日経平均株価)され、この価格は主に「SQ値」と呼ばれる。

株価指数先物取引は、3、6、9、12月のそれぞれを限月とする商品(限月取引制)によって取引されているが、株価指数オプション取引は、12カ月を限月とする商品のため、株価指数先物取引と株価指数オプションの算出が重なるSQ日を「メジャーSQ」、それ以外の算出日を「オプションSQ」と呼ばれることが多い。

【節税対策の売り】:せつぜいたいさくのうり

すでに通年の利益を確保した投資家が、保有株に「含み損」を抱えている場合に「損失確定の売り」を行うことで、実現利益との相殺を図り、税金の減額を狙うことを指す。株式市場としても売り圧力として無視できないため、年末特有の季節的な需給要因としても挙げられる。

また、来年の上昇期待から「損失を確定した株式を再び買い戻す」ケースもあり、節税対策だけでなく、「投資コストの低減」を図る狙いもある。現実的には「利益の先送り」となるが、手数料などのコストも節税として充当できるため、長期投資としても有効な節税テクニックとして行われている。

【ポジション調整】:ぽじしょんちょうせい

株式を保有している投資家が、ポートフォリオに占める特定の銘柄のウェイトが偏ってしまった場合や取引の行えない休場期間を見据えて、ポジションバランスを調整することを目的として行う売買を指す。

TOPIXや日経平均など株価指数の構成銘柄に変化があるとき、指数連動型ファンドが組み換えによる買い入れや解消売りを行うことも「ポジション調整」の一環。現金として保有する「キャッシュポジション」の向上を目的とした売りもポジション調整として認識されている。

ビッグマネーを投じて大量の株式を保有する機関投資家などの影響力は大きく、期末に向けた売買などでは株式市場を大きく動かすこともある。

【掉尾の一振】:とうびのいっしん

「掉尾(とうび)」とは、「尾を振る意」から物事が最後になって勢いの盛んになることを指し、「掉尾の一振」は年末に向けて株価が上昇しやすいことから名付けられた相場用語として知られる。

これには、年末に「節税対策の売り」が出るため、大納会の4-6日前に底をつける傾向があり、季節柄の売り圧力が消えたなかでの好調な需給要因が指摘されているほか、年を越した年始には「ご祝儀相場」のイメージもあり、時期的に先回りの買いを誘う傾向も見られる。

【テーマ相場】:てーまそうば

文字通り「テーマ性のある銘柄が賑わう相場」を指す。「テーマ物色」が主導する相場とも捉えてよい。1年のスタートとなる年初の1月や年度始めの4月に起こりやすく、時流に乗った話題に伴って連想買いを呼びやすい。

前倒しする形で、年末や年度末には、証券会社のレポートや証券ニュース媒体で「今年は●●関連がテーマ」や「注目テーマランキング」としてクローズアップされるなど、「恒例企画」として知られる。

テーマ相場に乗り遅れないためにも、各媒体をチェックしておきたい。

【増額期待】:ぞうがくきたい

「業績予想の増額修正期待」を略したもの。決算の集計が進み、業績予想(着地見込み)の修正が行われやすい決算発表シーズンで意識されることが多い。増額期待のある銘柄を、そのまま「増額期待銘柄」としてテーマ物色に進展することもある。

例えば、第3四半期の決算が明らかになり、通期計画への達成度合いが非常に高く推移した銘柄が当て嵌まる。次回の業績開示となる本決算発表前に「増額期待」が高まりやすい。

一般的に知られるには、アナリストレポートで「増額期待銘柄」として取り上げられるほか、会社四季報の予想と乖離しているものや、日経新聞などが事前に「好業績観測」として報じたものもクローズアップされるタイミングとなる。

【銘柄スクリーニング】:めいがらすくりーにんぐ

スクリーニング【screening】の和訳「ふるいにかけること。選抜。選別」の通りに銘柄に特定の条件を加えて、選別することを指す。

銘柄スクリーニングの活用は、インターネット取引の拡大とともに若年層を中心に広がりを見せている。四季報CD-ROMの機能としてあるほか、証券会 社のトレードプログラムに付帯している場合もある。

有力なスクリーニング方法としては、業績推移や配当利回り、PERなど株価指標、テクニカル指標で選別していく。決算発表シーズンでは、業績変化の大きい銘柄を発表前に先回りして狙う手法も見られる。

【出尽くし売り】:でつくしうり

新聞報道などで材料や好決算などが発表前から話題となり、期待感の高まりとともに買い進まれていた銘柄が、実際に材料や好決算が明らかとなると、利益確定売りに押されることを指す。

決算発表前に増額修正を行い、人気化していた銘柄が決算を機に売られる状況もあり、「出尽くし売り」は決算シーズンによく見られる。一部では「決算売り」と呼ばれることもある。

好決算が出たからといって安易に買いを入れるのは避け、株価チャートや新聞報道を確認して、事前の動きを判断してから取引を行いたい。

株とまとについて

無料メルマガ登録

メールアドレス

無料購読

> ご登録にあたって > さらに詳しく

QRコード
「株とまと」は携帯電話からもご覧いただけます。
http://kabutomato.jp/mobile/

このウェブサイトは、ベリサインのSSLサーバ証明書を使用して、あなたの個人情報を保護しています。